旧 はてブついでに覚書。

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人として報いる

ある組織の中で、この人が多少「報われる」といいなと
勝手に思っていたことがあって
まあでもそれは組織の「システムの問題で難しい」し、
きっとこの人の積んだ「徳」は、
どこかで報われるのだな
それはペイフォワード的なあれなのだろう、
と、その人の「善意」にそのまま乗っかっていた。
私に対して何かしてくれたなら私が返せばいいんだけど、
その人は組織に対して貢献していたので、
いまいち私からダイレクトに恩返し、というのは違う気がしていたのだ。



が、一向になんというか、「気配」がないので、
さすがに、罪悪感を感じて、
システムとしてじゃなくて、対人として
何か出来ないかということを思った。やっと。
で、働きかけるように、動いてみた。


で、まあ、少し前、
本当に多少「報いる」ことが出来た。
明示的に、具体的に。
思いっきり焼け石に水だけど。



それが案外、自分にとってはすごい新鮮だったっぽい。
ほんの些細なことではあったけれど、
そういや自分も「システムの問題」の一部であったことを
やっと思い出したと、
いうかまあ。



他人には、他人の神様が報いてくれれば、
他人の星回りなり、運命なりが代謝よく巡ってくれれば、
いいのだと思っていたフシがある自分、最近。
自分の目の前に他人がいるというのに。
干渉できる、同じ次元に。



案外人間の自由というか、
可動域って大きいんだよねぇ。
普段流され専門なので、
その辺のバランスがこの歳になってもよくわからんのです。



運命というシステムの、どれくらい当事者であるか。



自分が興味をもったこと、というかスイッチ入った時には突然何かが乗り移ったかのように
全力で他人を巻き込む瞬間がごくたまにあるんだけど、
(と後で気付く)
普段はほんと、ほとんどのことにも人にも興味もなく、
ほっとくと傍観してるので、
「お前のターン」というのがよくわからない。



まあ、もっと「実践」して、
境界を探っていくしかないんでしょうね。
というかそのほうがいいんでしょうね。
少なくとも、「社会の当事者」である「大人」、として。


いいきっかけになりました。多分。
無力や不器用を気取ってても怠慢なんだわきっと。