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トラッキング・ア・ゴーゴー

先日Twitterでお子さんの居場所確認の話になって、むかし夫のPHSをトラッキングしていた時のことを思い出した。
ウィルコムにあった位置検索。登録した端末がいまどこにあるかウェブ上の地図で見られるという良くあるサービス。



その頃私は夫の位置情報を知りたかったんだけど、アドエス(って端末がありましてね)とかって移動中にいちいちメール打つには若干面倒くさい仕様。連絡してと言ったところで向こうがしてくるのも面倒なわけで、勝手に把握出来た方が便利よねってわけで使うようになった。


まあ成人のトラッキングはあんまりやる必要ないけど、お子さんや、大人でも認知症の方とかは居場所を把握したい場合が多いと思う。
で、居場所の報告って、大抵は報告されたい(把握したい)側の要求で、報告する側はされたい側ほど居場所報告についての重要性を感じていないし、めんどくさい。
私も小さい頃はよく「なんで連絡してこないの!」って怒られた……気がする。
で、そういう相手にいくらちゃんと連絡しなさい、と言っても思い通りには連絡くれないもんですわね。なにせ重要度低いから。
(あ、でもまあ携帯持ってればその面倒さもずいぶん軽減されるけど。あとメール打てるといい。電話するとどうせ反対されるしとかあると電話もしたくなくなるんだよなあ。)
そういう場合はもう相手に労をかけさせず、こっちで勝手に居場所を確認、が何よりだと思うわけです。
相手も面倒じゃないし、知りたい方も知りたい時にすぐに確認できる。GPSラッキング素晴らしい。お薦めです。


気になることといえばプライバシー云々ですが、どうだろうなあ。
この話を夫に振ったら、うちはお互いのプライバシー感覚が緩いという話しになりました。
ラッキングはやりたきゃお互い勝手にやればいいとお互い思ってるし、相手が自分の鞄開けるとか別に何とも思わない。
別にお互い隠し事ないよね!?って夫婦なわけでもないです。単にその辺が身内に対して緩い神経なだけ。


あと、私も誰にでもオープンというわけではない。たとえば私は夫には居場所を知られてもいいけど義父母には知られたくない。
というのも、うちはいつも義母が夕飯を作ってくれるのだけど、彼らは普通の時間に食事をし、私と夫の帰宅はもっと遅い時間。
ただ、私の方は帰ろうと思えば夫より1,2時間早く帰れる。でもそれだと、彼ら、私、夫、と義母が3回夕飯をセッティングしてくれたりすることがあって、それは(本人は全然苦にならない人だと分かっていても)申し訳ないので大体私はいつも適当に外で時間をつぶして夫と帰宅時間を合せている。
説明がめんどくさいので二人ともだいたい同じ時間に仕事が終わってることになってるんだけど、私がトラッキングされた場合、遅い時間に職場にいないのがバレますわな。
まあバレてもいいんだけどさ。とにかくなんか申し訳ない。


という話を夫にしたら、夫が合点したように「ああ分かった、みっちゃんは俺に気を遣っていないんだ」と言っていた。
つまり私が夫に全てオープンにしているのは、私がどのように振る舞おうが夫は受け入れる(でしょ?)という気の使わなさの現れ、ということだと。
なるほど確かに。
何かを隠したいということは、何かを守りたいということでもあるな、時には。そして私は彼を何かから守りたいという発想はないな。ふむ。
……まああとは夫は何事も別に悪く取りはしないでしょという信頼でもあるんだけれども。
言ってないこと読み取る人だったり何事もねじ曲がって解釈する人だったりすれば全てオープンになんて無理で、その人の脳内に出来るだけフィルタをくぐり抜けて届くようにその都度伝え方を調整するしかないものね。
そうそう、気を遣ってないんじゃなくて信頼よ信頼!




何にせよGPS、付けるなら付けられてる本人が知っていることが重要だとは思います(浮気調査でもなければ)。
疑っているのではなくて、信頼しているのだよという感じでお互い合意出来ると便利なアイテム。
まああと、ママンに隠し事をしたいお年頃のちびちゃんズにはGPS付けられるのと携帯で自ら連絡するのどっちがいい?と脅してもいいか?
3回連絡してこなかったらアウトー!とか。
みんな付けてるよーとか(いう時代になるんじゃないかなあ)。