旧 はてブついでに覚書。

はてなダイアリーを移植して以降、更新しておらず

2006-01-01から1年間の記事一覧

All or Everything

二律背反、二項対立、表裏、陰陽、なんでもいいけれど、 こういった「物事を2つに分ける」概念は、お互いがお互いに存在を依存していて、 どちらか一つで単独に存在することはありえない。 というか、こういう2つのものは、 たとえば人間について考えたと…

Where Is The Love?

年末ですね。 とりあえず、今年一年無事過ごせたことに感謝。 と、あと1週間の息災祈願をしてみる。 クリスマスで賑わう街(といっても田舎なので限度がある)から帰ってきて、 たまたまipodでシャッフルされて出てきた Black Eyed Peasの"Where Is The Love…

狂ってるのに論理的な説明ができる人

いるよなあたまに。 つい騙されそうになる。 理が通っているので。 何が違うかって、その論理の土台となっている 価値観の方が違うのだ。 同じ価値観を持って議論している場合は お互いの論理の矛盾や破綻を見つければいいけれど、 価値観が違い、かつ相手の…

しかし勝てばよいのか。

格差社会を「しょうがない」とし、 「だからみんな勝てるようにがんばりましょう」というような感じに、 薄く政府が言っているような気がするんだけど、 日本人全員が”勝ち組”になれるわけはない。 勝つためには、負ける人が必要だ。 何の勝ち負けかっていう…

今日のなるほど。

もうすぐ発売っぽいこの本ウェブ人間論 (新潮新書)作者: 梅田望夫,平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/14メディア: 新書購入: 17人 クリック: 156回この商品を含むブログ (543件) を見るを、梅田さんから献本を受けたアルファブロガーの人達…

問いを探す旅。

問いと答え、いつでも問いが先ってわけではなくて、 答えから、問いを発見することって、結構あると思う。 今ちょっと具体例が思いつかないけれど、 何気なく目に触れたものに、 何かを見た瞬間にそれが答えであることを示す問いが後から浮かんでくるとき。 …

簡単ならいいのか。

うちの、マニュアル車しか乗れない父(結構年寄り)は、 間違って身内をひき殺してしまったり、駐車場から落ちたりする ”ブレーキとアクセルを踏み間違えた””前進と後進を間違えた” という事故を聞くたびに、マニュアル乗っときゃ、、と嘆く。 父の持論は、”…

文系はコストパフォーマンス悪いですよ。

グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち―シナリオ対訳作者: マットディモン,Matt〉アフレック,ベン〈Affleck,Ben Damon,比嘉世津子出版社/メーカー: 愛育社発売日: 1998/03メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見るから。 登場人物; …

点字ブロックがすこぶる便利な件。

田舎なのでもともと休日でさえ街で誰かにぶつかることは皆無なのだけれど、 携帯を弄りながら歩く場合はそうは言っても若干不安。 しかし、点字ブロックの上を歩けば無問題なことが判明。 まっすぐ歩けるし、止まる場所(横断歩道とか)わかるし。 おおお。 …

お金は鏡、と思いたい。

神様が完璧な采配で ものや労働の"価値"を一元的に決めてくれたなら それを参考に、みんな物々交換すればいいので、 お金は要らないわけだけど、 google様はそういう道は選ばずに、 「それってみんなで決めてよね。決める仕組みはタダで用意するから。」 と…

責任を引き受けない大人

大人の定義って、”社会の当事者である” ってことだと思う。 アイデンティティという言葉の広さを考えれば、 「自分」の範囲は、自分が関わる社会や環境にも及ぶ。 ・・些細な、ほんとに些細なことの責任も 引き受けたがらない大人って、醜いな、と思う。 自…

文系教授の恐ろしさ

お断り:えっと、100%主観の話をします。 大学に入ったとき、(文系の)教授たちの勉強量というのを 垣間見ることがちょくちょくあったけれど、 それを見て、ああ学問の世界に自分は無理、と 早速挫折した記憶がある。 理系は、他人に話を聞いてほしくばまず…

firefoxも使い始める。

むむう。 本体がシンプルでお好きに機能拡張どうぞという、 玄人さん好みのfirefoxを敬遠して(性格的にハマりそう→エクステンション試し大会になってしまう) IEベースで最初から何でも付いてて何も考えずに楽しいlunascapeを長らくご愛用しているわけです…

いじめられる子も悪いとは?

はて。 そりゃ私も人生で「こりゃいじめられるわ」っていう キャラが無防備に全開の人に出会ったことがないわけじゃないから 言いたいことはよーくわかるのだけれど。 今現在の日本で理由によって殺人が認められたりしないように、 (「ああ、それなら殺して…

習慣こそが全てのシステムの根幹である

とほとほと痛感するこのごろ。 いやほんと制御できない。どうしよう。 組織とか社会とか国とか法律とか、 そういう自分が「要素としてしか関わっていない」システムについての 文句ならごまんといえるんだれど。 習慣というシステムは=自分自身ですからね。…

The Economics of Abundanceへの市井的期待

梅田望夫さんが提唱されている、”「大変化」に対応する原則”。 やっぱごきげんでいいなあ、と思った。 ①アナロジー(類推)で考えてはいけない。 ②「ムーアの法則」を信じ「おっちょこちょい」であれ。 ③ Only the Paranoid Survive(極度な心配性だけが生き…

貸しが(ちょっと)多い人生

の方が好き。というか得だと思う。 何かやってあげたとか、いいことしたとか、あげたとか、 きちんと覚えていてそれに対する見返りが妥当かどうか 計算するのも合理的なのかもしれないけれど、 それだとその人の初期設定というか通常状態がが差し引きゼロで…

メールのやりとりに倍かかる人がいる。

すごくベタな話なんだけど、 何か、会議なり打ち合わせなり飲み会なり、、 をやるときに、相手の主体性によってメールの往復回数が違う。 1.主体性のない相手にそうはいっても多少は決定してもらおうとしているVer. 「やりますか?」 「やったほうがいいと思…

合理的でない身体

世の中はこうあるべきだ! と声高に論じる人が タバコを吸っていたりすると、 結構げんなりする。 吸わないと頭が通常通りに働かないほど脳の生産性が下がり、 毛細血管に血が行き渡らないために顔が浅黒くなり、 なによりも、金で将来の不健康を買うという…

インテリたちの身体論

お勉強が出来て、頭が発達して、熟成しているけれど、 一見して、身体が置き去りにされていることが分かる 人は多い。 子供の頃の選択肢で、もともと運動の得意ではない人が 学問の道の方を選ぶことが多いということもあって 身体の成長や調整には特段気を払…

賢者の予測、群衆の投票

何かの未来をきちんと予測するには、 水平的(業界・周辺の勢力図)、垂直的(歴史)両方に 知識がないとダメだと思うんだけど、 専門家ではない私たちが日常的にやっている予測−〜が流行るとか−は どちらかというと、個人的な経験と直感による、投票的性格…

2.0時代、プロとアマの違いって。

プロは、自分の分野である1つのことを、極める。 自らの中に知と経験による1つの体系を作り上げる。 その体系をもって、誰かの役に立つ。 その分野で収入を得、その分野で継続的に仕事をし続ける。 その分野に「生きている人」、その分野に「全面で接してる…

言葉はそれが人に伝わったときに覚える

って誰かが言ってました。 そうかも。 何か「言葉」を1つ、覚えたとしても それを実際に発してフィードバックを受けなければ、 コミニュケーションの”道具”としての言葉がまとう 立体的な意味空間を、リアルにつかみ取ることは出来ない ということは思います…

代替可能という自由

組織の中においては、 オンリーワンであることか、ナンバーワンであることかが、 目的になりそうだけれども、 実は、代替可能であることが一番 自由だと思う。 組織自体がオンリーワンでナンバーワンになれるように、 自己完結した、他との連携に適した、軽…

優等生の目的

優等生は、学生時代、優等生であり続けた過程において、 優等生であるということ自体が目的化してしまう。 優等生を支え続けているのは、 優等生であること以外で評価された自分を知らない、という根元的な恐怖だ。 もっというと、評価されないところでの自…

発展よりも循環

をがんばってる人の方が最近泣ける。 歳かな。 風呂敷を拡げる人は華々しいが、 熱狂を追いかけて、人々がが通り過ぎて行ってしまった後に 淡々と包みなおす人は、美しい。 夜、NHKの、『BUSINESS未来人』という番組を見た。 てんぷら油を回収して自動車の燃…

メディアコンテンツを所有するという意味って。

音楽がコピーされることが問題になって久しいけれど、 そもそも ”1人が1つずつ持たなければいけない”ものなのか ということが分からなくなってきた。 音楽も映像も文書も、情報なんだよね。 だから、ブックマークでいいわけだ。接したいときにアクセス出来れ…

男女間の友情

男性側から語られると、成立しないことになったりもするわけですが、 女性側からみると、成立すると思う。 というかむしろ、 ”どうがんばっても友情までしかありえないでしょ” というのが男女間ではむしろ普通なのでは?違うのかな。 そんなには惚れっぽくは…

個になることより、個であることを。

個人の属性はコピーされやすいけれど、 チームになると途端にポテンシャルに幅が出てくる。 人が気兼ねなく、思う存分個性的(=自分自身)でいられるのは 他人も思う存分個性的な時だけれども、 そういうチームが作れたら、 だからそれは人が1人でいるとき…

芸術の意味。

芸術に感動することは、 自分の魂がその対象にに共鳴したときだと思う。 自分の魂が何と共鳴しているかというと、 その、表現者の魂とだ。 だから、感動する芸術は、 表現者がきちんと、自分の魂を表したものだ。 表現者の魂が表現を通して(増幅されて)き…