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[人間][ぼやき]善意という思考停止

素直、正直、明るい、優しい、寛大。


そういう要素は人間にとってほんとに必要、
というかない人と関わる気になれないけど、
こういう要素だけで出来ている人間もまた胡散臭い。


素直・・・反発する気概を持って欲しいときもあるし、
正直・・・いつでも本当の事を言えばいいってもんじゃないし、
明るい・・状況によっては他人を滅入らせるし
優しい・・それが問題が解決されない原因だったりもするし、
寛大・・・が他の人に「我慢しろ」という圧力をかけていたりもするし、、
etc.



胡散臭さの原因というのは、
1つには「作ってない?」ってのがあるけど、
まあ偽善も善なので、そこらへんは結構どっちでもいい。
(繕いきれなくなって爆発されるとドン引きだけど)


そんなことより問題なのは、こういう人達の目的というのが、
「事態が良くなること」ではなくて、
「自分が良く在ること」である、
ということだ。


彼らは、
自分がいい人だと幸せ♪
なので、それが保てなさそうになるとあらゆる場面で、
思考停止、無反応、パニック、責任転嫁、を引き起こす。


事態を収拾するのは、いつも「適度に黒い」普通の人達である。
時には信号無視をしなければいけないような局面で、
彼らはそれを自ら選択することが出来ないから。
その責任を自分で引き受けることが出来ないから。


大人にとって、素直さは技術だと思う。
素直である方が得だったり他人にとっても良かったりする場合に、
素直さを「選択」する。
正直さ、明るさ、、といった他の正の要素もそうだ。
何個も引き出しがある中で、わざわざそれを、選ぶのだ。
頭や気や心を使って、その場に、その時に必要な要素だと判断してこその、
素直さだったり、正直さだったりするから意味がある。


自分がいつでも善であるのは、他の要素の事を全く考えなくていいから楽だけど、
自分だけいつでもそうあろうとするなんて、
それってちょっとずるくない?


というのが、無自覚に素直な人がよくいぢめられる原因だと思う(笑)。
ごめんね。