ハコモノ2.0は？

多目的ホール、ショッピングモール、ホテル、温泉、シネコン、おしゃれな商業施設群etc..
住民や観光客が金を払って非日常を楽しむための施設建設は、
未だ止まらない。

片や、人々はどっちかっていうと、
ダンスの練習をしたい、オーケストラの練習をしたい、ゴスペルの練習をしたい、バンドの練習をしたい、しらふで青く議論がしたい、ヨガがやりたい、バスケットがやりたい、サッカーの練習試合をしたい、のんびりカフェで読書がしたい、じっくり絵を描きたいetc..。

なぜなら、金を払って、ただ何かを受け取るだけの行為よりも、
そっちの方がよっぽどストレス解消になるし、癒されるし、明日への活力になるから。

web2.0は、今までただの鑑賞者だった私たちに、”積極的な消費者”というポジションを与えた。
ブログ、ソーシャルブックマーク、SNS、wiki、、、。
今までの暇つぶしと同じように、私たちはこれらのサービスを利用することで時間を消費しているけれど、
私たちの感覚は変わった。

自分は”消費している、鑑賞している”

だけという意識から、

”創造している、働きかけている”んだ

という意識へ。

それがもたらしたもの、その名前は「充実感」。
たとえ些細なことであってもね。
いつも舞台に立っている側の人には、取るに足らないようなことでもね。
その充実感が、そのサービスの発展へ大きなエネルギーを注ぐ。

翻ってリアル。。。。

うーん、ハコモノというよりは、場が欲しいなあ。
と、庶民は思うのだ。

ホールが欲しいって嘆いている人よりも、
練習する場所無いね、発散する場所無いね、って嘆いている人の方が
多いんだよ。

儲からないって、どうして思うのかなあ。
消費したい受けのエネルギーは我慢できても、
創造したい発散のエネルギーの方は止めようがないんだよ。

金なんて、払うしかないじゃん。
存在がかかってるんだからさ。自分の。

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