はてブとロングテールって関係あるのかな。
はてブが衆愚化でバカになってるらしいんだけれども
(ってはてな村と関係ないリアル友達のみなさんこのエントリーはスルーの方向で・・)
私にとって、はてブはもともと偏ってた。
(プログラム系、ウェブデザイン系、lifehackes>D、アニメ系、2chネタ、マスコミ煽り、たまにいい話)。
文系事務職から見ると、geekの聖地みたいなかんじ。
私が追いついていけるのはせいぜい
ホッテントリ(2日に1回)くらいなので、
そこでざっと見て、面白かったら便乗はてブ。
(よく見たら自分のブログ名があんまり実情を反映していない、、、汗)
それだけでも昔より情報量増えたし、楽しい記事に接しやすくなったので
はてブありがとうと思う。
結構そういう人間が多いので、
ホッテントリはよりホッテントリになって、
2users以下のブックマークはあんまりPVが増えないだろうと思う。
googleとかとさ、基本的には変わらないんじゃないかなあ。
検索結果の1ページ目までしか見ませんよ、と。
はてブ向けのSEOとか流行ったりして。
あ、すでにみんな画策してるのか。
それはさておき、
ロングテールの方は、私はamazonくらいしか知らないけど、
一つ、気になった本を買おうと思ったら、
なんか類似商品や、同じ本を買った人が買ったものがリスティングされてきて、
ついでにそれも買っちゃったっていうのだよね。
リアル書店の本棚には限りがあるけれど、
amazonは無限に並べられるから、
メジャーなものもマイナーなものも等しく目に触れる。
しかもベストセラーが良い本だとは限らないという現実や、
逆にたった一つだけついてたレビューがべた褒めとかしてるのを見て、
ぽちっとな、とつい買ってしまう。
その結果、マイナー本の売り上げがちりつもになって、
結構全体の利益に貢献していた、と。
そういう、マイナー本斡旋の仕組みが
機械的に出来上がっていたからこそ、
ロングテールってのが実現したのよね。
あと、確かに自分や他人の購買行為からリスティングされるんだけど、
アルファバイヤーとかいるわけでも、リストする人とかレビューする人が重宝がられているわけでもないから、
群集が群集のままでいられる、というか。
誰かに率いられているのではなくて、個々が淡々と購買行為や評価を行った結果が、
機械的に集計されている。
はてブやgoogleは別にそういうことはしてくれないからさあ。
誰がリンク(ぶくま)しているか、っていうのが結構重要なんでしょ。
たくさんリンクされてる人がリンクしてるものはより価値があるとか。
この人がぶくましているものは見てみよう、とか。
人によって投票の価値の重みを変えているから、
どっちかというとこういうのは姿を変えたメディアであって、
そーんなにフラットでもないと思う。
梅田さんの言う、何だったっけな、
エリートと大衆との間に実は居た2番目の層、
権力側には居ないけど実は頭がいいんだぜ、っていう人たちが、
権力と大衆の間に入って、色々と楽しい論を展開してくれる、
高尚ワイドショー的なノリがある。
仕組みとしては2.0なんだけど、
やってることはそんなに目新しいことじゃない。
ロングテールっていうのは、なんていうかな、
そうやって、「場の空気」が出来てしまう前の、
みんなが扇動される前の、
わりと時間の流れがゆったりとした、淡々とした場所で、
機械が公平にがんばってくれてこそ、
出来る仕組みな気がする。