旧 はてブついでに覚書。

はてなダイアリーを移植して以降、更新しておらず

人を見て法を説いて

いる本当はすごい人を、
たとえば専門書も書けば大衆向けの啓蒙書も書き、軽いテレビにも進んで出演するような人を、
「あんな世間におもねった奴」とか「商業主義に走りやがって」とか言って否定するのは
たいていその業界を”よく知って”いる人の方な気がする。


自分がもっと高いところを目指すことだけを考えている修行タイプの人は、
その、自分が志しているものがより難しく高尚である(少なくとも世間からそう見える)ことを望むだろうから、
そういう、大衆化に”加担”する人たちを見ると苦々しいんだろうな。



その人本人がすごく見えることよりも、
より多くの人にその知が伝わることの方を選んだ、


その人の覚悟や、


知を囲い込んで自分が偉くなることよりも
知の本来のあり方であるオープンさを優先した、


その誠実さは


見えないんだろうな。