旧 はてブついでに覚書。

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バベル観た。

私の愛する地元の場末映画館、
最近近くに出来たシネコンと上演映画がかぶりまくっているため、
最近さらに場末に拍車がかかってきた。


バベルonこどもの日at早めの午後で客5人including us!
で悠々鑑賞いたしました。
隣のスパイダーマン3の轟音がいい感じに響いてくるのはご愛嬌・・。


まあ、シートは当然、新しいシネコンの方がいいわけで。
ただ、私としてはこの映画館がなくなっちゃうのも寂しいわけで。


と、苦肉の策として、ちょっと思いついたことには、
前売りをこの映画館でせっせと買って、
観るのはシネコンと。ふが。


どうせならミニシアター系に路線変えるのもありだと思うけどねー。
箱としての雰囲気あるし。そっちの方がコアなお客さん来るかも。
がんばれー。



バベルはうーん。
私、元々小説も理解できない脳だからなあ。
まあなんか、切なかった。


ただ、私最初、違う国(言語)同士で話が通じない、通訳おらんのかい!
っていう映画だと思ってたんだけど、
そうではなくて、
他国の人同士ではむしろ心が通い合ってて、
同じ国、というか親族同士の心が遠い、
っていう話だったのね。
観終わって少しして気づいたorz...。


「境界を形成するものは、言語、文化、人種、宗教ではなく、私たちの中にある。」by監督。


最初から「違う」と思っている人たちに対しては
違うということを受け入れられるけれど、
近い人、自分が勝手に「同じ」と思ってる人って、
突然「違う」と案外とてつもなくむかつくよね。そういえば。
ほんと身勝手なんだけど。


そこに通訳はいない、と。


役者さん(子役含む)と、風景と、音楽と、はみんなすごく良かったなあ。
DJが曲を繋ぐように、回転数だけ合わせて別の世界、別の時系列へ飛ぶ。


日本の小説に似たような題材が山ほどあるような、
でもまあ、映画でなければいけなかったような、
そんな映画だと思いました。


ていうか役所広司のおうちというかαブロガーのdankogaiさんのおうちすごすぎ。
高級コンドミニアム。なにあの素敵すぎる夜景。


バベルっていうかバブルっていうかセレブ。


はっ。


そっそれが言いたくってエントリ書いたんじゃないんだからっ。