旧 はてブついでに覚書。

はてなダイアリーを移植して以降、更新しておらず

適応出来る人だけが作る社会?

誰もが恵まれているわけではないね、ほんとにね。
何が恵みなのかっていうのも分からないけれどね、、。
自分より恵まれてる人なんてひがんでたらきりがないから(ちょっとしか)気にしないけど、
自分より何かがうまく行かない人がいたら気にしないとだめだね。
想像力がんばって。
ポジティブに生きられない人、サバイブできない人、
自分もちょっといっぱいいっぱいだから他人のことなんてかまってる余裕はないし、
お互い自己責任でしょとか思っちゃうけれど、
でもそうじゃないときもあるんだよね。
ちょっとした運不運で、
何かの機会を与えてもらえなかっただけで、
その分岐で、全然違っちゃうことってあるんだよね。
で、それは運でしょ、っていうんじゃなくて、
運は人で補えるんだよな。
人が助ければいいんだよなその人を。


たとえば、大学まで行かせてもらった私のバカは自己責任だけど、
格差が遺伝したあの人の無知はそれだけじゃない。
バブル世代の人の無能は自己責任だけど、
就職氷河期ワーキングプアの人の苦悩はそれだけじゃない。
そこを突き放した社会に希望がないように、
リテラシーやデバイドや言葉の壁をサバイブしてきた人間だけが快適に過ごせるウェブも、それじゃだめなんだよなあ。


気を張ってないと脱落しちゃうドライで明るいシリコンバレー方式の社会は、
本人達がその気質をわざわざ選んで住んでいるからいいけれど、
やっぱその価値観だけで、ウェブ2.0自体まで推し進めてちゃ間違うな。


頑張れない人がいて、気づけない人がいて、運が悪い人がいて、
間違ってばかりの人がいて、どうしてもポジティブに考えられない人がいて、
不器用な人がいて、すごい頑張ってるのに方向が思いっきり間違ってる人がいて、
足を引っ張る親戚ばかり抱えてる人がいて、どうしてもお人よしな人がいて、
藁をも縋る思いで頼ったら詐欺師に当たった人がいて、
他人にかぶせられた借金必死で返してる人がいて、
親がどうしようもない人がいて、環境がどうしようもない人がいて、
他に世界がいくつもあるのを知らない人がいて、
そのうちのいくつかは私であったり、あなたであったり、
それが普通の社会なんだよな。
私達は、他人の肉体のハンデには気づきやすいけど、精神的ハンデには疎いから、
今、リアルの方では、相変わらず、切捨てられていくばかりだけれど。


たとえばギークの人たちは、ウェブの興隆によって
リアルで何か不適合があったとしても
別でリスペクトされることが出来る居場所を掴んだ。
そうやって、リアルの権力社会と違ったパラダイムでウェブ世界を創っていくのは、
リアルでは損している多くの人に居場所を得る可能性を与える。


でも、多分ウェブはウェブでどうも上手く使えない人もたくさんいるんだよな。
リアルでも損してて、ウェブでも損する人。


私も頑張れば(?)、そういう人をカモにして何かやれるんだろうし、
そうやってウェブ使ってる商売もたくさん見かけるけど、、、。


でもさあ、せめてウェブくらいはさあ。
弱者をカモにしたり、切り捨てたりはやめたいね。
やめたいねって私がここでぼやいてもどうなるもんでもないけど。



サバイブしたいのは山々だけど、んで、もし自分がちゃんと生きてくことが出来たなら、
偽善でもなんでもいいから、ついでに優しくありたいもんです。
ウェブではもちろん、あと、できればリアルでも、、。
というか、それが結局後々の自分を救う気がしてならない。