旧 はてブついでに覚書。

はてなダイアリーを移植して以降、更新しておらず

自己イメージと現実の乖離

は私の場合は日常茶飯事なんだけど、
最近は行動を色々記録するようになった。
どうも言ってることとやってることが違うんだよねえ。
(これによって未来の私が被害を被るというパターンが何回か発生した。涙)


レコーディングダイエットが流行ってて(食べたものと体重を記録するんだっけ)、
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)も売れてるし、
ここはいっちょう私も!と
とりあえず食べたものを記録しはじめた(feecle利用)
体重は量ってないけど。
(体重より見た目ですしねぇ女子のダイエットって・・というか体重計が家にない)


結果、今日だけジャンクフードとか今日だけコーヒー沢山とか今日だけ大食い
とかをほぼ毎日交代にやっていることが判明。
あーあー。
料理作るとか言って口だけだし。


反省中であります。記録って大事ですね。
まあ、食べ物に限らずですけど。


(ところでfeecleid:finalventさん(のfeecle)とid:godmotherさん(のfeecle)お二人の神のような手料理生活から目が離せません。この食生活の豊かさの雲泥の差はなんなんでしょうね。目だけ潤う私。)



で、思い出したのが3年前くらいにウェブで見た記事。
確かあの頃も衝撃を受けてブログに書いた気がするんだけど(あの頃はブログじゃなかったか?)、
探したらまだあった。

 〈食DRIVE〉調査全体を通して言える最近の主婦の傾向は、アンケートやインタビューに回答する「言ってること(第1ステップ)」と、実際に生活場面で「やってること(第2ステップ)」の乖離が年々大きくなってきており、若い層ほどこの傾向は顕著になっていることだ。こうした「言ってること」と「やってること」の乖離が、〈食DRIVE〉調査という同一調査の中で、この3年間に3倍ぐらいになっている。
(中略)
 これらを見る限り、アンケートの回答は、『現実に今日したこと』『いま持っているもの』など具体的に尋ねたもの以外、ほとんど当てにならないことになる。食にかかわる環境問題や省エネ、健康に関して「日常どう考えているか」という意識調査がよく行われるが、実際の行動とはかなりのブレがあり、マーケティングデータとしては、あまり役に立たないということだ。アンケート調査で得られるものは「聞かれたらそういう答えをする人が何人いるか」ということだけで、「そのような人が何人いるか」ではないと著者は指摘する。

言ってることとやってることは別


いやー、あのときも「私がいる」と思ったけど未だに進歩してませんですはい。

 事前アンケートの回答と実態の矛盾について尋ねられると、「たまたま、このときは時間がなかったから」「この日は特別で」と答える主婦がいる。調査期間の1週間の中で「忙しかった」「具合が悪かった」などで、「いつもはきちんとしているのに、よりによって例外的な1週間だった」と答える主婦が毎回少なくとも3割はいる。

正解主義とま、いいか


3割チーム。主婦じゃないけど。


 夫たちの好物ナンバーワンは「(市販のルーで作った)カレーライス」で、これは子どもたちに聞いた一番好きなものと同じだ。パンに塗るピーナツバターやチョコクリームを好物とする夫、朝食として好きな甘い餅菓子や冷凍たこ焼きなどおやつのようなものを食べて出勤していく夫たちも今は珍しくない。オムライスやハンバーガー、ミートソース、マヨネーズを好物とする夫は、いまではむしろ一般的ですらある。
(中略)
 調査では、子どもたちに「お母さんの作ってくれたものに文句を言わずに食べなさい」「あれを食べたい、これが欲しいとわがまま言ってはいけません」と躾をする父親がごくたまにしか見られなくなっているが、それは父親自身が「我慢できない」「我慢しない」人たちだからだ。

子ども化する親たち

これは自分の知り合いにはまだいないんだけど、まあ、子ども食が好きな大人の男の人って結構多いよね(笑)。(個人的には子ども食の男の人ってちょっと萎え対象・・って聞かれてませんねすみません)



この記事面白いんで是非ざっと読んでみて欲しいんですが、私的にナイス造語!とこの記事で一番感動したのが「次悪」。

 ビジネスではよく、最悪を想定して次善の策が打たれる。が、主婦たちの食事作りの選択は、「最悪想定、次悪の選択」だという。
 例えば、それは「子どもは朝自分でカップ麺を出してきた。食べないよりマシかと思い要望通り食べさせた」(39歳)、「朝食を取らない夫に、何も食べないよりいいかなとクッキーやスポンジケーキを出すことにしている」(38歳)といったことだ。「何も食べない」という最悪の事態をいきなり想定し、それと比べてカップ麺やクッキー、スポンジケーキでも良いことにしてしまう理屈だ。

最悪想定、次悪の選択


最善を目指してそれがダメなら次善の策、じゃなくて、
最初から最悪を想定してそれよりマシだわと次悪を選択という(笑)。
なんというグッドアイデア(違)。


これを日々どれだけやってるかに自覚的かどうかが、
ダメ人間になるか多少マシになるかの分岐点ではと思う次第です。
がんばろー・・(記録と改善を)


追記:
今の時代、子どものご飯の責任者が「主婦」だけってことはないし、この記事も

 「現代家庭の食の乱れをセンセーショナルに取り上げて憂えたり、あまりにも崩れた食の実態に立ちすくむマーケティングの限界を語ろうとしたものではない」と岩村氏自身があとがきに書いているように、この本はこれまでのマーケティングがとらえてきた「事実」の陰に隠れていた「真実」を、〈食DRIVE〉という地道で、徹底した定性調査からとらえようとしたものだ。ここから、主婦論や家族論、あるいは産業論を展開することも可能だろう。しかし、結論を急げば、また「真実」は見えなくなる。

と締められてるので、
まあ、あの、そういうことで。。


ああっと、記事元の本はこちらだそう。

変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識

変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識