なぜ普遍を求めるか。
学生の頃は曜日感覚の麻痺した生活を送っていたので、
社会人が週末を指折り数えて待っているのを見て、
あんな人生は嫌だなあと思っていた。
まあ最速で「あんな人生」になりましたが。
平日が嫌なわけじゃなくて、
なんていうか、
「俺・・・土日になったら・・・するんだ・・・。」
みたいな区切りを休日に求めてしまうわね。
遠くを見ると滅入るから、
イベントなりタスクなりを設定して、
それまでは乗り切ろう、みたいな、
人生の小刻み運転。
あの電柱までは走ろう。あの交差点までは走ろう。
知り合いの鬱の人で、
常に心配する(自分が治らなくていい)理由を探している人がいるんだけど、
それはそれで人生設計をしているように見える。
あの山を越えれば、海が見える。その陰で山を永遠に自己調達。
うまく見つけてきて、身も世もなく嘆いているのだけれど、
その周りの巻き込み方の段取りといい、
下手すると私より生きる力が強い。
中国の四川大地震が悲惨なことになっている。
学校の校舎の建設が脆すぎたせいで、多くの子供が亡くなった。
一人っ子政策の国で。
あの子だけが生きがいだったのに。
と嘆くお母さん、そしておばあちゃんを、テレビで見た。
一族の希望が途絶えた。
これからの生きる意味は、というか、意義は、どうするんだろう。辛い。
そんな他人を見てきて、私の今までの戦略はこんな感じ。
一つのバスケットに玉子を全部入れない。
何か一つに執着しない、依存しない。
何かがなくなってもいいように、はじめからなかったことを忘れない。
はじめからあったものも、当然ではなく奇跡だったと思う。
極力省エネで生きていけるように。
自立できるように、自律できるように。
外部に実存を依存しないように。
一週間後のイベントは、気休めにはなるけれど、
それがぽしゃっても、楽しく行けることが大事だ。
精神の安定には。
思い入れは半分くらいにしておいたほうが吉。
まったくもってつまらないし、どうでもいい感じの生き方。
嘆くには体力がいるのだけれど、
その体力に自信がないとこうやって守りに入るのんね。
ただ、これだけだと滅入るには滅入る。
芯のなさというか、中途半端さに。
悟りたい人とか、仙人にでもなりたい人はすべての執着を捨てて云々とか、
いいかもしれないけど、
ミーハーで娑婆好きなんでそこはご勘弁願いたいし。
ということで、何か必要なのです。
普遍が、信念が、真理が。
自分が手放さない限り、死ぬまで失われることのない、
そういう保険が。
・・・案外そういう感じじゃない?人が普遍を求めるのって。
精神の真なる充足。
それが欲しい。
思想でも教義でも愛(無条件の)でも。
最近の私はどうかというと、どうだろう。
変化に耐えるタフさがあれば何でもいいやという気がする。
普遍は探さなくても、
結局最後まで変わらなかった何かであって、
大事なのはその都度の、ベタな選択に一回一回実存を賭けることなのかなと。
そういうの、避けてはきたけれど、
案外それで痛い目見ても、死にはしないんじゃないかと。
いやわかんないけど。
なんか自分に関して、
そういう好奇心が働き始めました。
遅!
Landscapes keep changing
History teaches something
I know I could be mistaken, but my heart has spoken
I cannot redirect my feelings
The waves have parted
Daddy don't be mad that I'm leaving
Please let me worry about me
Mama don't you worry about me
This is my story
Through mountains high and valleys low
The ocean, through the desert, snow
We'll say goodbye to the friends we know
This is our Exodus '04
Through traffic jams in Tokyo
New music on the radio
We'll say goodbye to the world we know
This is our Exodus '04
I'm listening to a music never ending
My baby don't you know I'll never let you down
You've opened me to so many different endings
But baby I know that you'll always be around
Exodus '04 -Hikaru Utada