旧 はてブついでに覚書。

はてなダイアリーを移植して以降、更新しておらず

ネット廃人をめざせ

ここ1週間くらい、「ネット廃人」って素晴らしいんじゃないか、
という考えに取り憑かれていましたが、
未だにわりと素敵なんじゃないかくらいには思っています。
なぜここに来て突然。


ちなみに廃人とは  ⇒廃人とは - はてなダイアリー
・・・まあ、何かにはまって日常生活に支障を来してる人です。
ネット廃人、だとネットに浸かっている人。
(しかし昔は「ネットは偉人」って誤変換されたものだけどなあ・・。)




今、青少年のネット規制だとか携帯フィルタリングだとか話題になっていますが、
ネットが「娯楽」や「道具」の一種、もしくはせいぜい「場」という認識だったものが、
ついに「社会」そのものとしてリアルを脅かすようになったということなんだなあと、
しみじみ思います。
大人たちはそれが子供の成長に是か非か決められなくて右往左往していますが、
そりゃあそうだ、初めて遭遇するわけで。


私の昔を振り返ってみても、
私の性格も習慣もモチベーションも知識も、環境にものすごく左右されたからなあ。
ネットというのは機会という意味においては、
孟母三遷どころのインパクトではないわけですが、
逆に言うと、母親が「ここはこの子が住むのにふさわしくないわ」ってところと「ここよ!」ってところ、
孟子のママが三遷したすべての場所一度に住めてしまう。


さすがに政府がどうこうする問題ではないけれど、
技術を使って子供が触れる「場」を制御しないと低きに流れて相当なアホが量産されるであろうことは、
私が今ネット大好きでアホであること以上に人類にとって損害であると思います。


で、そういう意味で、ネットと社会のかかわりかたというのは過渡期で、
これからいろいろ、国として、社会として、家族として、個人として、
メリットデメリットを見極めて、ある程度戦略を立てて付き合っていかないといけないわけです。
裏サイトで盛り上がる暇あったら英語やらないと死ぬぞ、とかね。
(私達でさえ死にそうなんだから子供達はもっとやばいはず。だって英語圏の子供達は普通にiTunesUとか見られるんだよ?もともと高校も大学も日本より厳しいのに)


あれ何の話だっけ。
そうそうネット廃人。


そういう過渡期にあって、「社会(リアル)」の側の専門家は多いわけだけど、
「ネット」の側の人数がやっぱり少ないかなと。
みんなネットは使うけど、大人達はまだ「社会(リアル)」しかなかった頃が長いし、
”ネットもそこそこにしないとアホになる”という危惧があるために、
そうは言っても重心は「リアル」の方にある。


でも一定数は「ネット」のほうに重心が行っちゃった人たちも必要かなあと。
なんというか、結構な人間を割いて「ネット社会」を把握しないと
情報を人力で網羅しないとちょっと辛いんじゃないかと。



もちろん既にそういう会社はたくさんあるしそういう人もたくさんいるし、
Google を始め、いろんなプログラムが動いて情報を整理している。
でもまだまだ何か足りないというか、
何か自分で”把握していない”感がずっとある。
もし、もっとネットに時間を割いている人が増えてくれたら、
情報摂取の面でより便利になるのに、とか、
もしくはもっと自分がネットに時間を割けたら、
何か貢献できるはずなんだけどな、とか。
なんかそんな気がして。


ネットだとなんでも「自動」っていうのが
かっこいいといえばかっこいいんだけど、
私達の世代なんてニートたくさんで未だに雇ってもらえなくて
結婚も出来ず子供なんて作る気もなく人が余ってるんだから、
全部ネットに投入しちゃえばいいじゃん。
は言い過ぎか。



私は技術的なことはさっぱりだから、
あんまりIT業界には行けないけど、
まあそれはそれとして、
ネットという場にもっと投入されたくなった今日この頃です。
ネットが手段ではなくてネットが目的の人生。
それが憧れの、正しいネット廃人ですね。目的の王国(違)。



・・・はっ。
いい子は目指しちゃダメだぞ☆