旧 はてブついでに覚書。

はてなダイアリーを移植して以降、更新しておらず

何に足掻くか。

いろいろな物に首を突っ込んだり試したり情報収集したりして、
ああこれは割とどうでもいいな自分にとって、
ということが分かってくるとさっぱりする。
そんなことが増えてきた気がする。
30代になったら、20代であれもこれもってかき集めてたものが
だんだんそげ落ちていくような動きがあって、楽しい。


私は昔は自分がもう少しくらいはスマートだと思っていて、
インデックスを眺めただけで最初から自分にとって最適な物が
選べる気でいたりもした。
けど全然そうじゃなかった。
あれも試してこれもやってみてってさんざん大騒ぎしてやっと
何か一つに落ち着く感じだなあ。何でも。


私はそんなに活動的ではないけれど、
一つ、格好悪くてもやろうと思っていたことは
「あがく」ということだった。
昔、ブログ(みたいなもの)を書き始めた頃、まあ、若かったから、
もう少し分かったような事を書き並べてたかもしれない。
でもそれを読んでくれてたある大人に言われた。
「でも君、すごくあがいてるね。」
その言葉がすごく嬉しかったのを覚えている。
そうか、自分はあがいてるのか、と思った。
その人が、ものすごく努力して、自分の人生を叶えていた人だったからかなあ。
あの言葉は、とても肯定的なニュアンスだった。
ああ、あがいていいんだなあ、と思った。
あがかないとな、と強く思った。



私には夢や目標がないので、矛盾しているようではあるんだけれど、
それでも、人生全体としては、何かに対して、あがいている気がする。


私、という言葉で始めるかれこれ4段落目を今何て書こうかと思っているけれどそうだなあ、
これからの自分は、何に対してあがくのが一番楽しいか、ということについて
考えている感じがする。
成功とか結果とかってまあどうでもいいんだけど、
私にとってあがきがいのあることが結構あるということが、
これもまたあがいているうちに分かってきたので、
へえそういうもんなのかあと思ったりしている。
それと同時に、これはあがかなくていいや、ってのもやっと直観でがんがん捨てられるようになってきた。かな?


世の中は、あがけばあがくだけ、あがきたいことが出てくるらしい。
そういう感じがする。
それはとても面白いことだなあ。
世間的な価値とかはわりとどうでもいいんだけど、
自分が自分で思う、「あがきがいのあること」に対して、
自由にあがけたら、楽しい人生だなあ。


多くの人に言われることは、30代はまだベイビーらしい。
ほんとにそうなんだと思う。
あと、昔より子供っぽいし、自分も含め、みんな。
でもあがくのに年は関係ないかな。
私より若い人が達観してるともったいない気がしてしまうし、
妙に達観して生きてしまった人が定年後に慌ててあがき始めるとがんばれって思う。


何でこれ書き始めたんだっけ。えーと。
ああそうだ。昔私に、あがいてるねって肯定してくれた人の何かを
ペイフォワードしたい気に駆られているんだろうな。
若い人は、あがくことを格好悪いという風潮に絡め取られる事が多い。
私はこの人の言葉のおかげでそういうところから解放された。
自由に内面であがけている気がする。


あがくの楽しいよあがくの。やってない人いたら、やろうね一緒に。
あがき終わったことが増えてくと、落ち着くしね。一つ大人になった気がするし。
格好悪いけど、最終的には、格好いい気がするよ。