メタ認知とか。人生とか。クオリアとか。理系とか文系とか。
クオリアの茂木さん(すみません文系的認識)曰く、
”メタ認知が、一番前頭葉を使う”そうです。
メタ認知は、自分の認知の認知で、
なんというかな、自分がこういう方法を採ったら自分がより何かを覚えられるのじゃないか、とか、
こうすればもっと効率よくやれるのじゃないか、とか、
自分の行動をや思考を認識しようとすることを言う。
ぐぐると色々出てくるけど、
メタ認知(メタにんち)とは、人間が自己を認識する場合において、自己の思考そのものや行動そのものを対象として把握し認識することである。メタ認知をおこなう能力をメタ認知能力という。
メタ認知能力の育成は、教育、とくに学校教育において特定の教科教育を越えた重要な課題のひとつである。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
一言で言えば客観性よね。
それはみんな普通に毎日やってること。
たとえば今流行ってるlifehacksだって、基本は怠け者の人間が、
どうテンションあげてサクサク楽しく仕事をこなすか、っていうのを考える
メタ認知の表れだ。
集中力がどのくらい続くかとか、いつが一番頭の働きがいいかとか、
邪魔をされると元の仕事に脳が戻るまで何分かかるとか、
そういう傾向をみんなで研究して、それに沿って解決法を出す。
個人的にだけど、単なる認知よりもこういったメタ認知の方が多分、
人間の本質的な活動なんじゃないかと思ったりする。
lifehacksって、それ自体が楽しくありません?
人生の成功(=ごきげんに充実して生きること)というのは、
ナンバーワンだとかオンリーワンだとかじゃなくて、
いかに「自分の最適化」に成功するか否かにあると思う。
つまり自分の持って生まれたスペックが何であろうと、
それが最大限に発揮できるような環境やルール作りが出来るかどうか。
「私はなぜ生きるのか」というよりは、
もうすでに生きてしまっているからには、
「自分がどういう状態であれば最高に充実するのか。」
そういうメタ認知に成功し、実施することが人生の目的かな。
なんとなく。
これは人によって本当に違うから、
世間やマスコミに振り回されることなく、自分に嘘つくことなく、
探求しないといけないのだけれど、、(もちろん私もよくわかってない)。
金持ちになるより、心を充実させるほうがもしかして大変だよ。
そのために人は勉強するんじゃないかなって思うくらい。
あと、多分本当に自分を突き詰めたら、案外悪いことして充実する人っていないのよね。
それより他人からのありがとうとかのほうが、それだけで心をたくさん埋められるので効率がいい。
ところでクオリア、昔茂木さんの本を読んだけど
なんとなく分かるような、分からないような、
それこそクオリアって感じの言葉だと思った。
クオリアが存在するのなら、クオリアこそが説明しづらい、、
クオリア(qualia)とは、私たちの心の中の表象を構成する要素の持つ独特の質感のことである。例えば、「赤の赤い感じ」がクオリアである。
クオリア・マニフェスト草稿 (c) 茂木健一郎 1998, 1999
何か現象をに触れたとき、
私たちの感情はある質感を形成する。
脳科学的には、それがまだどこから来るか解明できないとのこと。
文系だとそういうところ簡単で、
ほら、きっと、生まれ持った魂の個性が表象という文脈を形成するのよ、とか、
ていうかプラトンのイデアでよくない?
とか言っちゃって終わりなんだけど、、
さすがちゃんと追求するところは素晴らしい。理系。
というかこれを問題と設定したっていうこと自体が天才すぎる*1。
なんていうか、理系の人にしてはやけに謙虚な問いを発見したというか、、
私の知ってる理系の人って基本、面白い脳を持っていて、
記述されたもの(科学的に裏付けのあるもの=人間の頭でラベルを貼れた物)
だけしか存在を受容できない融通の利かなさを普段発揮していながら、
誰にもできない大発見を夢見ていたりする。
誰にもできない大発見というのは(偶然を除いては)、
今把握している現実から帰納も演繹もできないところから
仮説を生み出してこそ実現すると思うのだけれど、、、。
そういうのをもたらす「直感(直観)」自体が受け入れられなかったりして
ジレンマ、みたいな。
偏見?
えっと、何だっけ。あ、クオリア。
・・すこし真面目に考えると、
人間側だけの出来事じゃなくて、
人間と現象との共鳴作用なのかなあと思う。
ただ単に作用があって、その受容があるというよりは、
目の前の現象と自分の感覚器官が一体になって、
お互いが干渉し合って、
実際に何かが出来上がるのでしょう。新たな存在が。
質感として。
物理的に人間が「目に見えないものが見える」ようになるといいんだけどね。
なるのかなこれから。
って何の話だかわかんなくなった。
人間はたのしーなっと(強引)。
*1:いや、あの、もちろん、茂木さんがすごい人だってのはいくら私だって重々知ってますよ!!