レディメイドについて考えた。
あなたの「レディ・メイド」を探し、
その写真をブログに掲載して、この
記事にトラック・バックしてください。締め切りは、明日(22日)の24時
茂木健一郎 クオリア日記: レディ・メイド作品 募集
とさせていただきます。
ということなので乗っかってみました!
レディメイドってそういう意味なんだ。オーダーメイドの逆。
意味やイメージが先で物が後じゃなくて、
物が先で意味が後。なるほど。。
って締め切り早!
うー。
明日(今日か)はそういう探し物やる時間はなさそうなので、
うちのなかで気に入ったレディメイドを探すことにしました。
といっても難しかった。特になくてびっくり。
どんな製品を見ても、その意図された用途以外の意味を
取り立てて見出せないなあ。
そういう感性がないのかな。
夏になるとあらゆる雑誌と下敷きがうちわになりますが、
そういうものではきっとないよね、、。
・・ということで、水晶。
キャラじゃないけど。そういえば気に入っているので。
水晶は自然界の鉱物の中で金、銀、財宝(宝石)の次に、
人間から意味や価値をもらっている(勝手に与えられている)もの。
風水的な、”パワーストーン”的な観点から見る人たちにとっては
金銀財宝を追い抜いて価値ある鉱物ナンバーワンでしょうか。
ただ、私が気に入っているのは単にこの形。
ぴったり寄り添ってくっついてるのに、
まったく逆のベクトル向いてる。
お互いを支えあいながら、お互いが上を目指してる。
全然違うベクトルに。
というのがなんかわくわくする。
同じ嗜好性、志向性を持った人と
くっついて、つるんでいるのは楽しいし幸せだし気楽なんだ。
友達もパートナーも。
自分と同じ主張の本を読むのは気分がいいんだ。
自分の慣れ親しんだジャンルの音楽を聴くのも。
ただ、この石見ると、空間が大きく感じる。
実際は手のひらに載るくらいなんだけれれど、
”ここまでがこの石の存在ですよ”っていう空間が
とても大きい気がする。
二つのポイントが、まったく違うベクトルを向くことによって、
見てる世界が大きく拡がったんだね。
まったく同一の方向を向いている場合よりずーーっと。
単に二倍になったんじゃないよ。
これだけ離れていることによって、
そのベクトルの先のはるか向こうできっとその二つが
重なり合う領域が、共有する領域があるはずなんだ。
そこがきっとすごく大きいんだ。
その頃には他のいろんなものも巻き込んで、
どんどん複雑に有機的に、面白くなっている。
しかもこの二つはくっついてるんだ。
根本ではくっついてる。
目に見えてる方向性の差異なんて取るに足らないことだよ。
ハートの熱さが一緒なら
目指してるものなんて全然違ったって無問題。
むしろその方が断然面白いね!
いつだって一緒だよ。だけど未来でもう一度出会うんだよ!
・・というような目くるめく妄想をさせてくれるところと、
あと、ちゃんとメンテしないとこの二つのポイントの結合部分に
ほこりがたまりやすいところが気に入っております。
鉱物系はやりやすいのかな。
ただ、自然のものに神の作品としての意味を見出すのとは違う、
明らかに人間が違うことを意図して製作したものに
まったく違う意味を付与する作業を鮮やかにやってみたいものですね。
たのしそう。
と、”レディメイド”や”Found art”と自分の”妄想”との境が
よく分からなくなってきました。。。